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馬出し(うまだし)

馬出し(うまだし)とは虎口(こぐち)の外側を守るために作られた小さな曲輪(くるわ)のことです。

半円形の丸馬出し(まるうまだし)と長方形の角馬出し(かくうまだし)の2種類があります。

馬出しが作られた虎口の防御力は最強と言われますが、今回はその馬出しについて見ていきたいと思います。

馬出し(うまだし)は虎口を守る小さな曲輪

馬出し(うまだし)とは虎口(こぐち)の外側を守るために作られた小さな曲輪(くるわ)のことを指します。

馬出しと虎口は掘で区切られていて、細い橋でつながれているのが通例です。

馬出しの役割としては攻めてきた敵を迎撃する、いわゆる横矢をかけることが主目的ですが、それ以外にも虎口から出撃する城兵を敵から隠すためにも使われました。

馬出しには半円形の丸馬出し(まるうまだし)と長方形の角馬出し(かくうまだし)の2種類があります。

役割としては横矢をかけることなので、馬出しの出入り口の通路には城門は設けません。

▲ 角馬出し。土塁がコの字状になったもの。

▲ 丸馬出し。土塁が半円状になったもの。死角が少ないとされる。

地域による馬出しの違い

馬出しは地域的に差があるようです。

関東や東海地方に集中しており、西日本ではほとんど見られません。

東日本では横堀が発達したため、横堀のどこかに出入り口を設ける必要があり、そこをどのように守るかというところから馬出しが発達したと考えられます。

武田氏の城では馬出しが多用され、そのほとんどが丸馬出だったようです。

逆に角馬出しは北条氏の城でよく見られます。

西日本では石垣が早くから発達したため、虎口を守る形としては馬出しではなく枡形が登場しました。

馬出しの大きさは100坪ぐらいが標準ですが、城ごとに異なっています。

現在ではほとんどが再開発によって遺構は失われてしまいました。

現存する例としては、諏訪原城(すわはらじょう)、五稜郭(ごりょうかく)、名古屋城(なごやじょう)、篠山城(ささやまじょう)などわずかになっているようです。

馬出しの実例としては角馬出しが多いようで、角馬出しの変形として曲尺馬出し(かねうまだし)がありました。

これは曲輪の城壁が直角に折れ曲がった位置に長方形の馬出しを作ったものです。

城内から2方向へ射撃をすることができます。

現存するものは残念ながらありません。

まとめ

馬出しは虎口の外側を守るために作られた小さな曲輪で角馬出しと丸馬出しの2種類がありました。

現存する例はあまりありませんが、色々なお城巡りをした時にその痕跡を探してみるときっと新しい発見があるでしょう。

ということで虎口の外側を守る馬出しのお話でした。

じゃあね🖐️

2019年08月29日
犬山城マイスター!たかまる。

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