現存する本丸御殿(ほんまるごてん)

本丸御殿が現存しているものがあるのをご存知でしょうか?

ひとつは高知県高知市にある高知城の本丸御殿、もうひとつは埼玉県川越市にある川越城本丸御殿で、その2棟しかありません。

本記事では、現存する本丸御殿の概要をご紹介します。

お城巡りをもう少し深掘りしたい方必見です。

現存する本丸御殿(ごてん)

現存する本丸御殿は2棟しかありません。

ひとつは高知県高知市にある高知城の本丸御殿、もうひとつは埼玉県川越市にある川越城本丸御殿です。

高知城本丸御殿は全部、川越城本丸御殿は一部が現存しています。

それぞれ概要を下記にまとめました。

高知城本丸御殿・懐徳館(かいとくかん)

▲ 高知城天守と本丸御殿・懐徳館

超レアな存在

高知城の本丸御殿は懐徳館(かいとくかん)と呼ばれています。

高知城天守と一体になっているのが最大の特徴です。

さらに、天守と本丸御殿が現存しているのは高知城だけという、超レアな存在なのです。

上段ノ間(床、棚、書院附)、二ノ間、三ノ間(茶所附属)、四ノ間、納戸、三畳二室、雪隠、入側、板間及び縁側よりなります。

一重、入母屋造、本瓦葺、溜ノ間(十三畳、七畳半、九畳及び四畳)及び玄関が付属します。

概要

御殿の書院は正殿、溜ノ間、玄関からなります。

正殿には藩主の御座所(ござしょ)である一段高くした上段ノ間(じょうだんのま)があります。

ここには格天井や違い棚が設けられ、壮麗な帳台構えがあります。

欄間は土佐の荒波を表現したものと言われます。

また、その裏側は藩主を護衛する武士が隠れる場所になっており、武者隠しと呼ばれます。

上段ノ間までには、四ノ間・三ノ間・二ノ間と呼ばれる部屋が続きます。

座敷飾りの位置や装飾などで身分と格式の序列を表現しており、武家の権威を象徴する建築様式です。

創建当時の御殿は金箔張りのふすまなど贅を尽くしたものだったそうですが、失火により焼失。再建されたものは全体的に質素な造りになったそうです。

インフォメーション

住所〒780-0850
高知市丸ノ内1-2-1
開場時間9:00~17:00(最終入館16:30)
入場料一般 420円
18歳未満は無料
休日12/26~1/1
駐車場有料
大型20台 普通車65台
問い合わせ高知城管理事務所
電話:088-824-570
ウェブサイトhttp://kochipark.jp/kochijyo/

川越城本丸御殿

▲ 川越城本丸御殿

一部が現存

川越城には、全国で4棟しか残っていない御殿のひとつが現存しています。

川越城本丸御殿で、1848(嘉永元)年に建てられました。

明治維新の廃城によって敷地面積の8分の1、建坪の6分の1しか残っていません。

しかし、一部でも現存しているのは大変貴重です。

見どころ

見どころを紹介します。(パンフレットより)

・家老詰所

家老詰所は、明治6年(1873)上福岡市の福田屋の分家に移築され昭和62年まで母屋として使用されていたもので、これをもらい受けて修理復元しました。

光西寺に残された平面図を見ると、この建物は本丸御殿の奥に土塀で囲まれた家老という重職の居所であり、全国的にも貴重なものです。

・大広間(36畳)

大広間は、城内の会議を行うときに使用された部屋です。

普段は、留守居役(るすいやく)のようなものが詰めていたようです。

・家老詰所

市内光西寺所有の「川越城本丸御殿平面図」によると、この建物は、現在地より約90メートル西側に建てられていたことがわかります。

建坪は54坪・木造平屋で寄棟よせむね造り、桟瓦葺さんかわらぶきの屋根で外観は質素です。

室内は、正面に床の間・床脇を備えた10畳を奥とし、8畳・8畳の3室を中心に構成されています。

1間おきに5寸角の柱、高い天井とそれを支える竿縁さおぶちの力強さは、武士の館にふさわしい。

川越城主松平大和守斉典なりつねの時代の建物です。

・家老用部屋

光西寺に残されている絵図には「御老中」と書かれています。

10畳敷で、床の間と床脇を備えています。

川越藩は、江戸幕府にとって有力な大名であった為に、藩主は、年間を通じて江戸に詰めており、川越藩の政務は、家老を中心として行われていたと考えられ、この部屋が、その中心でした。

インフォメーション

住所〒350-0053
埼玉県川越市郭町2丁目2−13−1
開場時間9:00~17:00(最終入館16:30)
入場料大人 100円
高校生・大学生 50円
中学生以下 無料
休日毎週月曜日(休日の場合は翌火曜日)
第4金曜日(休日は除く)
年末年始(12月28日〜1月4日)
駐車場あり(無料)
問い合わせ川越市立博物館
電話:049-222-5399
ウェブサイトhttp://museum.city.kawagoe.saitama.jp/hommaru/

まとめ

今回は、大変貴重な現存する本丸御殿をご紹介しました。

二つの本丸御殿にそれぞれ足を運んで、違いを見比べてみるのも楽しいですね。

ということで、現存する本丸御殿のお話でした。

じゃあね🖐️

2019年10月18日
犬山城マイスター!たかまる。

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