『城』という漢字の意味を調べたら、とっても深かった。

何気なく使っている「城」という漢字も、調べてみるといろいろと深い話がありました。

象形文字から読み解いてみましょう。

『城』という漢字の意味を調べたら、とっても深かった。

犬山城の全体図。堀と木曽川に囲まれた「エリア」すべてが「城」。(図:たかまる。)

  • 「城」は、軍事的目的のために堀、石垣、塀などの構造物によって囲われた区域・エリア
  • 「城」は「シロ」とも「キ」とも読む
  • 「城」という字にはスペースと、防御施設という二つの意味がある

城という漢字の意味は、

敵を防ぐために土や石で堅固に築いた建物や設備のこと

つまり、軍事施設のことを指します。

言い換えると、

軍事的目的のために堀、石垣、塀などの構造物によって囲われた区域・エリア

のことです。

また、「城」という漢字は「土」と「成」という字からできています

ということは、土から成っている軍事施設のことを、もともとは「城」と呼んだのです。

さらに「城」は「シロ」とも読みますが、「キ」とも読みます。

「シロ」は糊代や伸びしろという意味の「シロ」で、あることをするために必要なスペースのこと。

「キ」は柵という字で、古代の木を立てて構えた防御施設のことを指します。

つまり、「城」という字にはスペースという意味と防御施設という意味の二つの意味があるのです。

以下に詳しく見ていきましょう。

城という字の意味

  • 「城」は、軍事的目的のために堀、石垣、塀などの構造物によって囲われた区域・エリア
  • 何らかの敵から守るためのもの
  • 敵とはヒトや害獣

城という漢字の意味を調べてみると、次のように書かれています。

敵を防ぐために土や石で堅固に築いた建物や設備のこと

つまり、何かの敵から守るための軍事施設のことを指しています。

ここで言う敵とは、ヒトである場合もあるし、獣である場合もあります。

人通しの争いで攻めたり守ったりという場合や、畑や建物を害獣(イノシシ、シカ、サル、タヌキ、トリなど)から守るという場合があるということです。

そのために、土や石、柵などで囲ったり、侵入経路をふさいだりした軍事施設のことを「城」と呼ぶということですね。

言い換えると、

軍事的な目的のために堀、石垣、塀などの構造物によって囲われた区域・エリア

のことと言えるでしょう。

堀や塀や石垣などで囲ったところ全部が『城』ということですね。

「天守=城ではない」ということが分かると思います。

城という字の成り立ち

「土」+「成」

城という漢字の成り立ちについて考えてみましょう。

「城」は「土」に「成」という字が組み合わさってできています

よく、「土から成る」のが城という説明をされます。

前述した城の意味と併せて考えると、たいへんわかりやすいですよね。

「土」という字の成り立ち

土という字は、「土の神を祭るために、柱状に固めた土」の象形から「つち」を意味する「土」という漢字ができたと言われています。

MEMO
古来から日本人は、土に神が宿っていると信じています。 だから今でも「家」を建てる前には、 その土地の神(氏神・うじさま)を鎮め、 土地を使うことの許しを得るため為に「地鎮祭(じちんさい)」が行われています。

また、「二」と「|」を合わせて、万物の発生するところ(土地)を意味しているとも言われます。

「二」の上の一は地表を、下の一は地中を表し、「|」は草木の萌え出る形を表しています。

「成」という字の成り立ち

「釘を頭から見た」象形と、「大きな斧・矛」の象形からなっています。

大きな斧(まさかり)・矛(ほこ)で敵を平定するという意味があります。

 それが転じて、ある事柄が「なる・できあがる・なしとげる」という漢字ができました。

「城」という字の成り立ち

城(しろ・き)という字は、「土」と「成」という字から出来ており、土を盛り上げ、人を入れて安定させるという意味を表しています。

そして、「しろ」、「きずく」を意味する「城」という漢字になったというわけです。

この辺りを調べてみると、いろいろと深いですね。

漢字はどれもそうですが、一文字でも意味があるし、部首などにも意味があって、それらの組み合わせでまた別の意味ができていたりするので、とても奥が深いです。

面白いですね。

「城」という字の読み

シロ

「城」という漢字は「シロ」とも「キ」とも読みます

「シロ」とは「代」とも書き、

あることをするために必要なスペース

のことです。

例えば、糊代(のりしろ)。

封筒などの糊をつけて貼り合わせるスペースのことですよね。

あとは、伸びしろ(のびしろ)。

まだまだ伸びる余地というか余白があることを指しますよね。

このように、「代(シロ)」には、あることをするために必要なスペースという意味があります。

「キ」とは、「柵(さく)」とも書きます

古代の防御施設のことを「柵(キ)」と呼びます。

木を立てて構えた防御施設

のことも「柵(キ)」と書きます。

また、土をもって構えたものを「城」、木を立てて構えたものを「柵」と書くことがあるそうです。

つまり、「キ」というのは木などでの何かで囲った防御施設のことを指すようですね。

まとめ

ということで、いろいろと漢字の成り立ちなどを見てきましたが、

まとめますと

  • 「城」は、軍事的目的のために堀、石垣、塀などの構造物によって囲われた区域・エリア
  • 「城」という漢字は土を盛り上げ、人を入れて安定させるという意味
  • 「城」は「シロ」とも「キ」とも読む
  • 「城」という字にはスペースと、防御施設という二つの意味がある

となります。

古くから草木や生命が誕生するところに土の神が宿り、そこに人々が暮らし、害獣などから守るために土を盛って造ったものが「城」

と言えそうです。

それが転じて、敵を防ぐために囲ったエリア・スペースのことを「城」と呼ぶようになり、そこに櫓や塀や門などを造り、シンボルである天守を建てたというのが近世城郭ということでしょうか。

「城」という漢字から城の成り立ちまでわかってしまう、とても深い記事になりました。

これを知っていると城の見方が変わりませんか?

お城って面白いですね。

ちなみに、YouTubeでも「城」という漢字について解説しているので、あわせてご覧くださいませ。

あと、チャンネル登録もよろしくお願いします!

ということで、『城』という漢字の意味を調べたら、とっても深かった。というお話でした。

じゃあね🖐️

2020年01月04日
犬山城マイスター!たかまる。

2 COMMENTS

ソレックス

岐阜市には「城田寺城」と言う城があります。北東を山に囲まれ、西南を伊自良川、鳥羽川がある要害の地です。読み方は「きだいじじょう」です。名の通り、城、田、寺が揃っていたんでしょうねwまあ、そんなの何処でもそうだと思うんですが…。
この城田寺城は、斎藤道三が息子義龍との戦いの時、退く城が城田寺城でした。
城と言っても城館だった様で、山の上に詰城があったようです。現在はお寺です。

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