復興天守(ふっこうてんしゅ)と模擬天守(もぎてんしゅ)



現存天守や復元天守ともまた違う天守もいろいろと建設されています。

規模や位置は同じだが、外観が異なる「復興天守」(ふっこうてんしゅ)と、選手の規模や位置、外観などが史実とは大きく異なる「模擬天守」(もぎてんしゅ)があります。

今回はこれらについて見てみましょう。


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復興天守(ふっこうてんしゅ)

天守の規模や立っている場所はかつての天守とほぼ同じですが、外観が異なっている天守のことを「復興天守」(ふっこうてんしゅ)と言います。

越前大野城天守(福井県)
大多喜城天守(千葉県)
小田原城天守(神奈川県)
岡崎城天守(愛知県)
岐阜城天守(岐阜県)
小倉城天守(福岡県)
島原城天守(長崎県)
大阪城天守(大阪府)

などがあります。

▲ 小倉城天守は復興天守。破風のない天守だったが、再建のときに破風をつけて今の姿になった。

大阪城天守は昭和6年にコンクリートで建てられましたが、「大坂夏の陣図屏風」などをもとに豊臣の天守として忠実に復元したと言われていました。

しかし最新の調査結果などで様々なことが発見されており、現在では徳川の天守台の上に立っていることや、外観も異なることから復興天守とされています。

▲ 大坂城天守。「太閤の城」と思われがちだが、徳川時代の天守台の上に建ち、外観も大きく異なる復興天守だ。

模擬天守(もぎてんしゅ)

天守の規模や位置、外観などが史実と大きく異なる場合や、天守が実際にあったかどうか分からないのに再現したもの、天守がなかった時代の城郭に天守を建ててしまったものを「模擬天守」(もぎてんしゅ)と言います。

お城再建ブームの時にこのような模擬天守が沢山作られました。

三戸城天守、横手城天守、上山城天守、忍城天守、関宿城天守、久留里城天守、館山城天守、富山城天守、勝山城天守、郡上八幡城天守、墨俣城天守、浜松城天守、清洲城天守、小牧山城天守、伊賀上野城天守、長浜城天守、岸和田城天守、洲本城天守、今治城天守、唐津城天守、平戸城天守、中津城天守などたくさんあります。

▲ 清洲城天守(清須城とも書く)。史実とは全く異なる模擬天守だ。しかし、町のシンボルでもある。

▲ 郡上八幡城天守。大垣城天守を基に建てられた木造第一号の模擬天守だ。まったく史実と異なるが、今では郡上八幡のシンボルとして定着している。

しかし、このような復興天守や模擬天守でも、年月が経てばその町のシンボルとして定着してくるものです。

現存天守や木造の復元天守ではないということで一概にニセモノと括ってしまうのはいかがなものでしょうか?

天守風文化資料館としての存在価値もあると考えても良さそうです。

まとめ

現存天守や復元天守以外にも「復興天守」や「模擬天守」という分類の天守が多数あります。

これらもその地域の文化や歴史を伝えるものとして、資料館などの役目を果たしている所も多いのが現状です。

色々な城跡を訪れて、お城について皆さんで考えてみるのも良い機会かもしれません。

ということで復興天守と模擬天守の紹介でした。

じゃあね🖐️

2019年07月12日
犬山城マイスター!たかまる。

– 写真はすべて、たかまる。が撮影したもの、または使用を許可されたものです。
– 図はすべて、たかまる。が描いたものです。
– 著作権などはすべて、たかまる。が所有しています。無断使用などは固くお断りします。

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