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犬山城天守の最上階が赤いじゅうたん敷きなのには、理由があった!

犬山城天守にあがったことがある人 必ず見てると思いますが、最上階の「高覧の間」は赤い絨毯色になっています。

これって、とっても珍しいですよね。

しかも江戸時代もそうだったというから、驚きです!

最上階は高覧の間

最上階まで登ったことがあったら、必ず見ているはず。

赤いじゅうたん。

▲ 天守最上階には赤いじゅうたんが敷かれているのだ!

これですよ、これ。

コチラもどうぞ。

なぜ、赤いじゅうたん敷きなのか?

では、なぜ赤いじゅうたん敷きなのでしょうか?

観光の方をもてなすためとか、安全のためとか?

そういうことかと思いきや、実は江戸時代からじゅうたん敷きだったと推察される結果があったから、復元してるんです。

ビックリですよね。

どういうことかと言うと、

昭和36年から40年にかけて行われた「昭和の大修理」のときに最上階(四階)の壁際に銅の鋲のあとが見つかっており、さらに銅の鋲も何本か発見されたようです。

それにじゅうたんの繊維が付着していたのです。

つまり、じゅうたんをこの銅の鋲で留めていた、と推察されたということです。

だからこれを再現・復元して、最上階は赤いじゅうたん敷きになっているのです。

いつから、じゅうたん敷きだったのか?

いつからじゅうたん敷きだったのでしょうか?

江戸時代にじゅうたんなどはなかなか入手できるものではなかったはずです。

そして、海外から輸入しなければ入手できなかったはず。

そういうことを踏まえれば、オランダ名/ヨハンネス・ウィルヘルミユスを持っている二十二代城主(成瀬家七代目)の成瀬正寿のときだという説が有力そう。

昭和の大修理の報告書にそのように記載がありました。

オランダ商人などとの交流が盛んだったと推測できるからですね。

それにしても、天守の最上階に赤いじゅうたんとは、江戸時代としてはかなり派手だったんじゃないかな?

現存天守にある珍しいもの

では、ほかの現存天守に見られる珍しいものをピックアップしてご紹介しましょう。

弘前城

寒い東北だから、凍結に対応するように鯱や屋根は銅瓦(木型の上に銅板を貼り付けているもの)が用いられている。

丸岡城

凍結で割れてしまう粘土瓦の代わりに石瓦(福井県産の笏谷石=しゃくたにいしで作られている)が葺かれている。

松江城

天守内部に井戸がある。

備中松山城

天守1階に長囲炉裏がある。

宇和島城

しゃちほこが青銅製である。

姫路城

天守内部に雪隠(トイレ)がある。

ほかの現存天守にも珍しいものがあって面白いですね✨

まとめ

犬山城天守最上階は赤いじゅうたん敷きで、江戸時代から敷かれていたのを復元してるんだよ、というお話でした。

じゃあね🖐️

2019年06月11日
犬山城マイスター!たかまる。

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