2017年7月の落雷で破損した犬山城天守のしゃちほこの胴体が発見されました。
天守の約30 m離れた城山で見つかりました。
これで破損したしゃちほこのパーツがほとんどそろいました。
詳しく見ていきます。
犬山城のしゃちほこ胴体が発見されました。3年ぶり
2017年7月の落雷で破損した犬山城天守のしゃちほこの胴体が発見されました。
天守の約30 m離れた城山で見つかりました。
これで破損したしゃちほこのパーツがほとんどそろいました。
詳しく見ていきます。
発見されたしゃちほこの破片
今回発見されたしゃちほこの破片は、
縦約40 cm、横約20 ㎝、重さ数キロほどの胴体部分でした。
- 縦約40 cm
- 横約20 ㎝
- 重さ数キロ
- 胴体部分
これほど大きな破片が発見されたのは、今回が初めてです。
これで、破損したしゃちほこのパーツがほぼ全てそろいました。
残念ながら現在は未公開のため、画像がありません。
破損したしゃちほこの破片
落雷のときに天守北側のしゃちほこが全壊しました。
そのとき、頭部や胸部は屋根瓦について状態で残っていました。
尾びれ2個も屋根に乗った状態や周囲で発見されていました。
しかし、全体の三分の一にあたる胴体が行方不明のままでした。
このしゃちほこは、昭和39年(1964)に作られたしゃちほこです。
昭和36年(1961)~昭和40年(1965)の「昭和の大修理」のときに取り付けられたものです。
落雷でしゃちほこが破損した
2017年7月12日午後4時ごろ、集中的な大雨と落雷によって天守北側のしゃちほこが破損しました。
しゃちほこは、地上からの高さ24 mの天守最上部にあります。
南北に一つずつ据え付けられていました。
このうち、北側の一匹が雷で大破しました。
しゃちほこには避雷針が取り付けられていましたので、そこに落ちたのではないかと推測されています。
発見されたのは、樹木の伐採中のこと
2020年3月下旬に市の依頼で樹木を伐採していた方が発見しました。
天守の北東約30 mの城山のがけで見つけました。
城山は通常は立ち入り禁止のため、いままで発見されなかったものと思われます。
現在、天守に載っているしゃちほこは、2018年2月に新しく作って取り換えたものです。
北側は平成のしゃちほこ、南側は昭和のしゃちほこです。
今後は公開予定
2020年5月現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、城とまちミュージアム(犬山市文化史料館)が休館しています。
しかし、再開された際には発見されたしゃちほこの破片を公開すると思われます。
また詳細が分かったらレポートします。
ちなみに、江戸時代(宝暦)、昭和、平成の3時代のしゃちほこが残っています。
城とまちミュージアムでは期間限定で展示されていました。
まとめ
2017年7月の落雷で破損した犬山城天守のしゃちほこの胴体が発見されました。
天守の約30 m離れた城山で見つかりました。
これで破損したしゃちほこのパーツがほとんどそろいました。
ということで、約3年ぶりに破損したしゃちほこが発見されたというニュースでした。
じゃあね👍
2020年05月06日
犬山城マイスター!たかまる。