犬山城・松の丸(まつのまる)

犬山城の松の丸という曲輪をご存知でしょうか?

現在の針綱神社や三光稲荷神社があるところです。

江戸時代には御殿も建てられていました。

そんな松の丸について解説していきます。

犬山城より深く知りたい人には必読です。

犬山城・松の丸(まつのまる)

犬山城の松の丸は三の丸の北側にありました。

大手門からまっすぐ北上すると松の丸にぶち当たります。

城郭部分の第一防衛ラインと考えられます。

前面には水堀と空堀をめぐらし、土塁と塀や櫓で守っていました。

場所についてはマップを作ったのでそちらを参考にしてください。

位置関係については縄張り図を作りましたので、それを参考にしてください。

松の丸にあった二つの櫓

松の丸には櫓が二つありました。

  • 巽櫓(たつみやぐら)
  • 坤櫓(ひつじさるやぐら)

南東隅に巽櫓(たつみやぐら)、南西隅に坤櫓(ひつじさるやぐら)です。

特に南面に二つの櫓を配置しているところが特徴で、三の丸に攻め上がってきた敵兵に対して、迎撃する役割があったと考えられます。

松の丸にあった門

松の丸には二つの門がありました。

  • 松の丸表門(まつのまるおもてもん)
  • 松の丸裏門(まつのまるうらもん)

表門と裏門の二つです。

桐の丸や樅の丸とは違って、絵図には門の名前が記載されています。

この理由は、おそらく御殿があったためだろうと考えられます。

重要な位置づけの門で、格式も他の曲輪の門よりも高かったためと思われます。

表門は西北隅にあり大手道に面しています。

裏門は東北隅にあり、城郭全体の搦手(からめて=裏口)にあたる内田門に通じていました。

ちなみに、松の丸表門、松の丸裏門はお寺に移築されて、現存しています。

詳しくはコチラ↓↓↓の記事を参考にしてください。

犬山城移築門【松の丸の表門が一宮に移築されていた!二の丸の正門が現存しているのだ】犬山城とセットで訪れたいスポット④浄蓮寺

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松の丸の広さ

松の丸は東西45間(約82 m)、南北27間(約49 m)の広さがあり、江戸時代初期は土塁で囲まれた空間になっていました。

しかし1680年ごろには松の丸にも石垣が築かれていることが、絵図から読み取れます。

犬山城の二の丸は四つの独立した曲輪(くるわ)からなっており、松の丸はその中でも最も順位が低いポジションです。

しかし最も広い曲輪でもあり、御殿が建てられて居住空間または政治の場としての役割が強くなりました。

かつては立派な御殿が建てられていた。

二の丸の中でも最も南側に位置されており、標高も最も低いところにありますが、堀と土塁や石垣などで囲われて厳重に守備されていたと思われます。

松の丸の現況

松の丸には現在、針綱神社や三光稲荷神社があります。

かなり改変されているので遺構などはあまり残されていませんが、東側は石垣などが意外と良好に残っているものと思われます。

松の丸東南隅の石垣が残されている。一部崩れているため、早急な対応が必要だ。

また松の丸裏門から内田門に通じる道も現在も残されていると考えられます。

現在は針綱神社の事務所などがあったり、危険なために立ち入りができませんが、機会があったら確認したいと思います。

針綱神社は犬山城の旧・桐の丸と旧・松の丸にある

針綱神社は犬山城の旧・桐の丸と旧・松の丸にある

まとめ

犬山城の松の丸(まつのまる)には二つの櫓がありました。

  • 巽櫓(たつみやぐら)
  • 坤櫓(ひつじさるやぐら)

また、二つの門がありました。

  • 松の丸表門(まつのまるおもてもん)
  • 松の丸裏門(まつのまるうらもん)

松の丸は二の丸の中では最も大きな曲輪で、御殿も建てられていました。

現在は遺構などはあまり残っていませんが、石垣など一部は残っているものと思われます。

今後の発掘調査などで研究されることを期待したいと思います。

じゃあね🖐️

2019年11月07日
犬山城マイスター!たかまる。

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