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犬山城・唐破風の間

犬山城天守の三階には唐破風の間(からはふのま)というのがあります。

南面と北面に二箇所あります。

唐破風の裏側の小部屋のことです。

詳しく解説します。

犬山城・唐破風の間(からはふのま)

  • 三階の南北の小部屋が唐破風の間
  • 天井が低い
  • 東西には入母屋破風の間

犬山城天守の三階に上がると、階段を上った正面と反対側に小さな部屋があるのがわかります。

ここが唐破風の間(からはふのま)です。

三階は天井が低くなっていますが、実際にはここは二階の屋根の部分にあたります。

二階は入母屋造(いりもやづくり)の大屋根があり、その部分に床を作って三階としています。

また南北には唐破風(からはふ)が取り付けられており、三階に接続しています。

その唐破風の裏側の小部屋が唐破風の間というわけです。

平面図を書きましたのであわせてご覧ください。

ちなみに東西には入母屋破風の間があります。

▲ 南北の小さな部屋が唐破風の間。(図:たかまる。)

唐破風の間の役割

  • 兵士が潜む場所
  • 出窓
  • 明かり取り

唐破風の間は小さな小部屋のため、兵士をたくさん詰めておくというわけにはいきません。

むしろ少数の兵士を潜ませておき、何かあった際にはそこから飛び出て敵兵を打つというためのものとも考えられます。

しかし実際にはそこまで敵兵が登ってきた時にはもうほぼ落城しているため、あまりそのような役割ではないでしょう。

逆に唐破風には格子窓が付けられているため、外に対しての抑止力や攻撃といったことが考えられます。

破風の役割には大きく二つあり、一つは意匠です。

天守の格式や装飾のために千鳥破風(ちどりはふ)や唐破風などが取り付けられました。

もう一つは出窓としての役割です。

破風がない場合とある場合とで比べれば一目瞭然ですが、破風がある場合は出窓としての役割のため、天守内部からの死角を少なくする効果があります。

また破風があることによって天守内の攻撃箇所が増えるため、敵兵からしたら攻撃の恐れがあるポイントが増え、それだけで抑止力になったと思われます。

犬山城の唐破風もこの装飾という役割と、出窓という役割の二つが考えられます。

さらに最大の役割は採光です。

3階は元々は入母屋屋根の部分にあたるため、全くと言っていいほど光が入りません。

そのため南面と北面の唐破風に窓をつけることによって、明かりを取るという意味があったと思われます。

現在でも唐破風や入母屋破風の格子窓を開けて明かりをとっています。

唐破風の間の特徴

  • 実は二階の屋根の裏側
  • 弓なりの屋根がわかる

唐破風の間は3階の床よりも一段下がっています。

また天井に目を向けると唐破風の弓のような形になっているのがわかります。

梁なども弓形になっておりこのような形に作り上げるのはなかなか大変だったのではないでしょうか?

唐破風の形状が最もよくわかる場所だと思います。

たまにここで記念撮影している方が見えますが、その気持ちがよくわかります。

まとめ

唐破風の間は、犬山城天守の三階の南側と北側にあるから唐破風の裏側の小部屋のことでした。

敵兵に対する防御としての役割があったと思われますが、明り取りの役割が現在でも重要と思われます。

犬山城天守に行った際は急いで最上階に上がるのではなく、ここで唐破風の間も覗いてみてください。

新たな発見があるかもしれませんね。

ということで、犬山城天守三階の唐破風の間についての解説でした。

じゃあね👍

2019年11月26日
犬山城マイスター!たかまる。

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