犬山城・天守台

国宝犬山城は現存天守です。

そびえ立つ天守の下には石垣があります。

いわゆる天守台です。

天守台の大きさや形、石垣の積み方など詳しく解説します。

犬山城・天守台

  • 自然石をそのまま使った野面積み?
  • 傾斜のある積み方
  • 矩形ではなく、いびつな形

犬山城の天守台は自然石をそのまま使った野面積みと言われます

高さはおよそ6 m

傾斜のある積み方で、矩形(すべての角が直角の四角形)ではなく歪(いびつ)な形をしています。

以下に一つずつ見ていきます。

天守台の形

  • 矩形ではなく、いびつな形
  • 穴蔵があり、そこから天守に出入りする構造
  • 天守台は正面が東南方向を向いています

犬山城の天守台の形は図に示したとおりです。

矩形(すべての角が直角の四角形)ではなく、いびつな形をしています。

天守台はいびつな形。穴蔵があり、ここから天守にあがる珍しい構造。(図:たかまる。)

また穴蔵(あなぐら)という石垣の一部に穴をあけたような部分が設けられており、そこから天守に出入りする構造となっています。

これはとても珍しい構造で、現存天守では姫路城天守と犬山城天守だけです。

天守台は正面を南に向けているわけではなく、東南方向を向いています

石垣は垂直ではなく斜めに積み上げています

これは初期の石垣によく見られる積み方です。

石垣について詳細はコチラ↓↓↓を一緒にご覧ください。

天守台の大きさ

  • 天守台の大きさは東面の幅が約 24 m北面の幅が約 22 m
  • 高さは約 6 m

天守台の大きさは東面の幅が約 24 m北面の幅が約 22 mです。

高さは、高いところで 6 mほどあります。

天守台の石垣の積み方

  • 野面の乱積み、または打込接ぎの乱積み
  • 石垣の隅部は、まだ発展途上の頃の算木積みの形

犬山城天守の石垣は野面積み(のづらづみ)と言われますが、野面積みというのは自然石をそのまま使った石垣のことで、積み方自体のことではありません。

積み方は布積(ぬのづみ)と乱積み(らんづみ)の2種類があり、犬山城天守の場合は野面の乱積み、または打込接ぎ(うちこみはぎ)の乱積みです。

ただし現在の石垣は一度積み直しがされており、おおよそは野面ではなく打込接の乱積みとなっています。

石垣の隅部は、完成された算木積み(さんぎづみ)ではなく、まだ発展途上の頃の算木積みの形になっています。

つまり石垣は完成された頃ではなく、発達途中の頃の積み方ということです。

この石垣がいつ頃積まれたのかについては、まだまだ研究の余地があると思いますので、今後の研究に期待しましょう。

ちなみに、石垣の石の加工や積み方の種類については、以下のリンクで詳しく解説しているので一緒に読んでもらうとより理解が進みますよ。

まとめ

  • いびつな形をした石垣で、打込接(うちこみはぎ)の乱積み
  • 穴蔵構造で、そこから天守にあがる珍しい形
  • 高さは約 6 m

傾斜のある積み方で、矩形(すべての角が直角の四角形)ではなく歪(いびつ)な形をしています。

犬山城天守の天守台は、いびつな形をした石垣で打込接の乱積みです。

隅部は算木積みがまだ未発達の頃の積み方であり、発展途上のころの石垣と言えるでしょう。

また穴蔵構造となっており、ここから天守に上がる特殊な形になっています。

ということで、犬山城の天守台の解説でした。

じゃあね👍

2019年12年06日
犬山城マイスター!たかまる。

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