犬山城天守・4階

犬山城天守の四階はとても特徴的です。

一つは赤い絨毯(じゅうたん)が敷かれていること、もう一つは天守のベランダとも言える廻縁(まわりえん)に出られることです。

今回はこの四階部分について解説します。

犬山城天守・4階

犬山城天守・4階には赤いじゅうたんと廻縁があります。

まずは概要を動画でご覧ください。

四階平面図

四階の平面図はこのようになっています。

実測図ではないためあくまでも目安としてみてください。

▲ 四階平面図(図:たかまる。)

赤い絨毯(じゅうたん)敷き

四階は犬山城天守の最上階であり、望楼(ぼうろう)部分にあたります。

望楼とは…詳しくはコチラ↓↓↓の記事に

望楼型天守(ぼうろうがたてんしゅ)と層塔型天守(そうとうがたてんしゅ)

東西三間、南北四間の四角い部屋です。

部屋には絨毯(じゅうたん)が敷き詰められています。

これは昭和の大修理の時にこの部屋から絨毯の記事の一部が発見され、もともと絨毯敷きであったということが判明したことによります。

そしてこの4階を高欄(こうらん)の間と呼ばれています。

▲ 赤いじゅうたん敷きは観光客用ではなく、江戸後期には敷かれていたと思われる。(写真:たかまる。)

廻縁と高欄(まわりえんとこうらん)

南北に出入り口が2箇所あります。

その出入り口から外に出ることができ、その部分を廻縁(まわりえん)と言います。

360 度ぐるりと一周することができるのです。

その出入り口の両サイドに華頭窓(かとうまど)がありますが、内側は窓になっておらず壁が塗り込められています。

つまり完全に装飾のための窓なのです。

華頭窓について、詳しくはコチラ↓↓↓の記事も参考にしてください。

犬山城天守といえば、華頭窓。

周囲を巡る廻縁は幅90cmほどで、床は外側に若干傾斜しています。

高欄の高さも低く、一周回ると少し怖さがあります。

しかし、ぐるりと回ることができる廻縁が付いている現存天守は、高知城と犬山城だけというとても貴重なものなのです。

廻縁と高欄については、コチラ↓↓↓の記事に詳しく書いているので参考にどうぞ。

廻縁(まわりえん)と高欄(こうらん)

▲ 高欄は低く、廻縁は外に傾斜している。壁を見ると下見板張りと真壁造という貴重な壁だ。(写真:たかまる。)

その他

その他に、外壁は梁や桁がむき出しになった真壁造り(しんかべづくり)になっており、下側は下見板張り(したみいたばり)になっています。

目を軒裏に向けると、一般的な天守は軒裏が全て漆喰で塗られていますが、犬山城天守最上階の屋根の軒裏は白木がそのままになっています。

これも大変珍しい造りです。

▲ 軒裏に目を向けると白木になっている。天守では珍しい光景だ。(写真:たかまる。)

また、高欄の間には歴代城主の肖像画や写真などが飾られており、犬山城の歴史をざっと見ることができます。

▲ 高欄の間には国宝指定書が掲げられている。秘かに見どころでもある。(写真:たかまる。)

まとめ

四階はとても特徴的で、一つは赤い絨毯が敷かれていること、もう一つはぐるりと回れる廻縁があることです。

他にも特徴的な造りなどがあるので、高欄の間は狭い部屋ではありますがじっくりと見てみたいものです。

ということで犬山城天守4階についてのお話でした。

じゃあね🖐️

2019年09月28日
犬山城マイスター!たかまる。

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