犬山城天守・鴨居(かもい)と敷居(しきい)

犬山城天守一階には鴨居(かもい)と敷居(しきい)が6箇所あります。

鴨井と敷居はありますが、襖などはありません。

一体どういうことなのでしょうか

今回は敷居と鴨居について見てみたいと思います。

犬山城天守・鴨居(かもい)と敷居(しきい)

犬山城天守一階には鴨居(かもい)と敷居(しきい)が6箇所あります。

まずは概要を動画でご覧ください。

鴨居と敷居がある場所

犬山城天守の一階には鴨居と敷居が6箇所あります。

下の平面図をご覧ください。

▲ 一階平面図。赤色に塗った部分が鴨井と敷居があるところ。ここで区切って部屋とすることができる。(図:たかまる。)

中央の四部屋は除いて周囲の武者走りのところを見ると、さっきのように6箇所に敷居と鴨居がありあるのが分かります。

▲ 敷居。上段の間の西側にあたるところ。(写真:たかまる。)

その他、二階、三階、四階には敷居と鴨居はありません。

天守の敷居と鴨居は何のためにあるのか?

ではそもそも敷居と鴨居は何のためにあるのでしょうか?

日本建築において、敷居と鴨居はふすまや障子などの建具を立て込めるためのものです。

それ以外の用途はおそらくないと思われます。

ということは、ここにはふすまや板戸などがあった、もしくはそれらを入れるために敷居と鴨居が取り付けられたと考えることができます。

では何のために襖や板戸を入れる入れることができるようにしてあるのでしょうか?

それは、もし一階に敵兵が侵入してきた場合に、襖や障子、板戸などによって部屋を仕切っていると、どちらに進んで良いのか分からなくなる、つまり混乱させるというのが目的の一つです。

さらにはそれぞれ仕切られた部屋に城兵を潜ませておいて、敵が侵入してきた場合はそこで応戦するためと考えられます。

つまりは二階、三階への侵入をさせないために一階にそのような小部屋をいくつも作るのが目的でしょう。

また、敷居があるところは当初は畳敷きになっていた可能性もあります。

ということは一階は畳敷きだった可能性もあるのです。

ちなみに二階にも武者走りがありますが、敷居や鴨居は一切なく、ひと続きの間になっています。

▲ 上段の間と第一の間の南側にも鴨井と敷居がある。(写真:たかまる。)

▲ 二階の武者走りには鴨井と敷居がない。(写真:たかまる。)

まとめ

犬山城天守の一階には敷居と鴨居が6箇所あります。

ここには襖や板戸などが取り付けられるようにしてあり、それは小部屋をたくさん作るためのものと考えられます。

ということで、犬山城天守にある敷居と鴨居についてのお話でした。

じゃあね🖐️

2019年10月06日
犬山城マイスター!たかまる。

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